梅料理

梅干の効果
- ●病原菌の殺菌、解毒作用があるので食中毒を予防します。
- ●肝臓の働きが助けられ、体の疲れがとれます。
- ●カルシウム・クエン酸を多く含み、血液の酸性化を防ぎます。
- ●内臓諸器官と分泌液を調整し、美と若さを保ちます。
- ●老化防止ホルモン「バチロン」を含む唾液の分泌を促進します。
梅干し
福井梅は肉厚なのでたっぷりとふくよかな梅干しが出来上がります。
梅干しには、しそを入れて赤くしたものと、しそを使わずそのままの色のものとがあります。
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梅は傷のないものを選びます。 -
梅...4kg
塩...700g
しそ...1.2kg

(1)梅は水で洗って汚れを落とします。
(2)洗った梅はざるに上げて水けをきって下さい。
(3)容器に梅、塩、梅の順に交互に重ねていきます。
(4)最後は残った塩で表面をおおって下さい。塩はとけて下におりるので、下は薄く、上は厚く入れます。
(5)梅の重さの1~1.5倍のおもしをのせて下さい。
(6)容器を覆い、暗く涼しい所に置く。2~3日で汁が上がるので、梅の頭が出ないようにおもしを軽くし(1倍)、紙で覆って土用を待ちます。(約1ヶ月漬け込む)
*ここでできた汁が梅酢(7)しそ葉をきれいに摘みとって、水で洗う。洗ったあと水切りを完全におこなって下さい。
(8)ボウルにしその葉を入れ、塩をふり入れます。(しそ葉の量に対して2割の塩をふり入れる)
(9)しその葉に、塩がよくなじむように、両手でもみ込み、アクを出します。
(10)しぼりながら、しその葉を小分けして取り出しアクは捨てて下さい。
(11)下漬けした梅の梅酢をしその色が出てくるまで(紫紅色の汁が赤梅酢)、両手でもみなおします。
(12)下漬けした梅の上にしその葉を汁ごと、すき間のないように広げて下さい。
*市販されているもみしそを使ってもよい。(13)中ぶたをし、梅酢が中ぶたの上にかぶるくらいの重さのおもしをのせて土用を待ちます。
(14)土用の晴天の続く日を選び、汁けをきった梅としそが重ならないように並べて干します。(保存はびん容器を使用する)
梅みそ
ちょっとした風味付けに。
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梅干し...大5個
甘口白みそ...100g
砂糖...大さじ2
みりん...大さじ2
酒...大さじ2

- (1)梅干しは種をとり、包丁でよくたたいてから裏ごしする。
- (2)ホーロー鍋に白みそを入れ、砂糖・みりん・酒を加え、中火にかけて木じゃくしでかき混ぜる。
- (3)よく混ぜ合わせたみそに、裏ごししておいた梅干しを入れ、さらによく練り上げてできあがり。
※梅・白みその塩分によって、甘みを加減しましょう。
梅酒
健康にもよい梅酒を一杯。
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梅 (キズのない青くて堅いのもの)...500g
氷砂糖...400g
ホワイトリカー(35度)...0.9L

- (1)梅は1個ずつ竹串の先でヘタを取り除き、よく水洗いする。洗い終わった梅は30分くらいザルに上げ、さらにふきんでよくふきとる。
- (2)完全に乾いた密封ビンに砂糖と梅をよくかき混ぜながら入れ、ホワイトリカーを静かに注ぎ入れる。中が落ち着いたらフタのパッキンを確かめて密封する。
- (3)漬け込んだ年月日と開封予定日を書いたラベルをビンに貼り、湿度の高くない暗くて涼しい所に置く。10日おきに、中の砂糖を溶かす様にビンを揺らしながら回す。
- (4)約3ヶ月で澄んだ琥珀色の梅酒ができあがり。さらにこのまま1~2年漬けておけば数段コクのあるおいしい梅酒ができる。
梅ジュース
肉厚の福井梅でおいしいジュースをどうぞ。
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梅 (キズのない青くて堅いもの)...500g
氷砂糖...400g
ホワイトリカー(35度)...0.9L

(1)梅2kgを冷凍庫で24時間冷やします。
(2)広口びんの中に凍らせた梅と白砂糖を1対1の割合で梅から先に交互に重ねて入れていきます。
(3)凍った梅が溶けると自然に果汁が浸み出て、約10日間で出尽くします。
(4)発酵をおさえるため果汁を加熱し冷蔵庫で保管します。
(5)7~8倍にうすめてお飲み下さい
梅干しご飯
お好みの個数の梅干しをお米の上に置いて炊き、炊きあがったら混ぜ合わせます。
梅肉和え
種を取り除いて果肉を包丁で細かくたたき、ダイコン、カブ、ウド、キュウリ、オクラ、納豆、うどんなどと和えます。
梅干し天ぷら
針で皮に穴をあけ、水に入れ塩抜きしてから、粉と衣をつけて低温で揚げます。
梅干しの煮付け
イワシやサバなどの魚を煮るときに梅干しも一緒に入れてみて下さい。梅独特の風味が加わるだけでなく魚の強いにおいをとるなど相性は抜群です。